ゴルフ界で「天才少女」として世界中から注目を集めている須藤弥勒(すとう みろく)選手。テレビ番組やニュースで見かけることも多いですが、ネットやSNSでは「須藤弥勒ってやばいのでは?」という噂(うわさ)が流れることがあります。
どうして彼女はそれほどまでに「やばい」と言われているのでしょうか?また、インターネットでささやかれている「発達障害(はったつしょうがい)の病気なの?」という噂の真相や、最近「痩(や)せた?」と言われる理由、そして独自の道を突き進むすごい経歴について、小学生の皆さんでも分かりやすいように優しく丁寧に解説します!
須藤弥勒が「やばい」と噂される4つの理由!発達障害の噂の真相とは?
須藤弥勒選手が「やばい」と言われるのには、いくつかの大きな理由があります。しかし、この「やばい」という言葉には、批判的な意味だけでなく、「すごすぎて常識(じょうしき)を超えている!」という驚きの意味もたくさん含まれています。ここでは、噂の背景にある4つのポイントを見ていきましょう。
①父親の指導方針と資金投入が規格外で常軌を逸している
まず一番に挙げられるのが、お父さんによるゴルフの練習方法と、そのために用意された練習環境(かんきょう)が「普通ではない(規格外)」ということです。
お父さんが考えた練習メニューには、以下のようなびっくりするものが並んでいます。
- 目隠(めかく)しパターショット:目をつぶった状態でボールを正確に打つ練習
- ホースシャワーでの雨対策(たいさく):大雨の試合でも動じないように、上から水を浴びせながらスイングする練習
- 高所の幅20cmの板の上でスイング:高い場所に置かれた狭(せま)い板の上で、バランスを崩さずにクラブを振る練習
さらに、練習のための資金投入(しきんとうにゅう)もケタ違いです。なんと、自宅の隣にある660坪(テニスコート数面分以上!)という広大な土地を購入して、弥勒選手専用のゴルフ練習場を作ってしまいました。
そこには「スターウォーズシステム」と呼ばれる、1,000万円以上の費用をかけた最新鋭(さいしんえい)の個人練習設備があります。たくさんのカメラや、ボールの飛び方を測定する機械が並んでおり、プロ以上の環境が整えられています。「小学生や中学生の練習にそこまでお金をかけるなんてやばい!」と世間が驚くのは当然かもしれませんね。
②性格や言動が普通を超えて強気・可愛げがないという声
弥勒選手は、インタビューなどで自分の目標をはっきりと口にします。その発言がとても強気で自信に満ちあふれているため、一部の人から「子どもらしくない」「生意気(なまいき)で可愛げがない」と言われてしまうことがあります。
普通の小学生や中学生であれば、カメラの前では恥ずかしがったり、控えめに話したりすることが多いですよね。しかし、弥勒選手は幼い頃から世界のトップと戦ってきたプロフェッショナルです。自分の実力に誇り(ほこり)を持ち、堂々とした態度で「世界一になる」と言い切る強さを持っています。
この「普通を超えた強いメンタル」が、見る人によっては「態度がやばい」と受け取られてしまう原因のようです。しかし、厳しい勝負の世界で勝ち抜くためには、これくらいの強い気持ち必要不可欠(ひつようふかえつ)なのだと言えます。
③「発達障害や病気では?」というネット上の噂が浮上した背景
インターネットの検索画面で「須藤弥勒」と入力すると、「発達障害」や「アスペルガー症候群(しょうこうぐん)」といった言葉が出てくることがあります。そのため、「彼女は病気なのかな?」と心配に思う人もいるようです。
なぜこのような噂が立ったかというと、彼女の独特(どくとく)な喋り方や、一つのことにものすごく深く集中する姿、割りと毎日決められたスケジュールを完璧(かんぺき)にこなす高いこだわりが理由です。発達障害の特徴(とくちょう)である「強いこだわり」や「突出した才能」と結びつけて、勝手に噂を広げてしまった人がいたと考えられます。
結論から言うと、須藤弥勒選手が発達障害の病気であるという公式な発表や事実は一切ありません。
弥勒選手はゴルフだけでなく、勉強やそろばんなど、さまざまな習い事でも非常に優秀(ゆうしゅう)な成績を収めています。ただ単に「人並み外れた天才的な集中力を持っていること」が、ネット上で誤解(ごかい)されて噂になってしまっただけのようです。病気ではなく、彼女の素晴らしい個性であり、努力の結晶(けっしょう)ですね。
④実力不足が露呈した?厳しい声が上がったプロデビュー戦の結果
もう一つの「やばい」と言われる理由は、13歳の時に出場した大人のプロの試合(プロデビュー戦)での結果にあります。2024年8月、弥勒選手は国内の女子プロツアー「ニトリレディスゴルフトーナメント」に特別に招待されて出場しました。
大きな期待が集まる中での試合でしたが、結果は以下の通りとなりました。
| 大会名 | 日程 | スコア | 最終結果 |
|---|---|---|---|
| ニトリレディス | 初日 | 85(+13) | 117位(予選落ち) |
| 2日目 | 78(+6) |
トータルで「+19」という成績になり、残念ながら途中で敗退(予選落ち)してしまいました。これを見た一部のネットユーザーから、「スポンサーからたくさんお金をもらっているのに実力不足だ」「日本は天才と持ち上げすぎだ」という厳しい声が上がったのです。
しかし、よく考えてみてください。相手は毎日血のにじむような練習を重ねてきた大人のトッププロたちです。まだ13歳の中学生が、その同じ舞台に立って堂々とプレーしたこと自体が奇跡(きせき)のような出来事です。試合後、プロとの実力の差を実感した声もありましたが、この若さでプロの厳しさを経験できたことは、これからの成長にとって大きなプラスになります。
天才ゴルフ少女・須藤弥勒を支える両親と「チーム須藤」の正体
須藤弥勒選手がこれほどまでに注目され、素晴らしい環境でゴルフができているのは、お父さんとお母さんによる全面的なサポートがあるからです。須藤家は家族全員が一丸となって突き進む「チーム須藤」という体制を取っています。それぞれのユニークな人物像を見てみましょう。
父・須藤憲一さんは東大博士号を持つ“異色の指導者”
弥勒選手の一番の理解者であり、厳しくも愛のある指導を行っているのが、父親の須藤憲一(けんいち)さんです。
憲一さんはとても頭が良い方で、日本で一番難しい大学と言われる東京大学の大学院で「博士号(はくしごう)」を取得したエリートです。元々は大学で仏教(ぶっきょう)や哲学(てつがく)を教える教授をしていました。
しかし、娘である弥勒選手が1歳半の時にゴルフの才能があることを見抜くと、なんと大学の教授という立派な仕事を辞めてしまいました!そして、自分自身はゴルフの経験がなかったにもかかわらず、本や動画などを独学(どくがく)で猛勉強し、弥勒選手専属のゴルフコーチになったのです。
東大出身の頭脳(ずのう)を活かし、科学的でロジカルな練習方法を次々と考案しました。時には練習中に厳しく怒ることもあり、テレビ番組でその様子が流れた時は「お父さん怖(こわ)すぎる、やばい」と話題になりましたが、それもすべて「娘を世界一にしたい」という強い情熱があるからこそです。
母・須藤ひとみさんは優しさとメンタル面で支える存在
厳しいお父さんとは対照的に、いつも優しい笑顔で弥勒選手を包み込んでいるのが、母親の須藤ひとみさんです。お母さんは元フィギュアスケートの選手でもあり、スポーツの厳しさをよく知っています。(※家族想いの温かい雰囲気で弥勒選手を支えています)
お母さんの主な役割は、弥勒選手の毎日の食事の管理や、体調チェック、そして一番大切な「心のケア(メンタルトレーナー)」です。お父さんの厳しい練習で弥勒選手が落ち込んだり、涙を流したりした時は、お母さんが優しく寄り添って励(はげ)まします。
お母さんはインタビューで、「どんなに大変な練習でも、最後に弥勒が笑ってくれるのが一番の支えです」と語っています。お母さんという安心できる居場所があるからこそ、弥勒選手はどれだけ高い壁にぶつかっても、あきらめずに前を向くことができるのです。
家族一丸で頂点を目指す驚異の「チーム須藤」体制
須藤家には、弥勒選手のほかにお兄さんの桃太郎(ももたろう)君、弟の文殊(もんじゅ)君がいます。家族みんなが弥勒選手のゴルフ生活を中心に動いており、まさに「チーム須藤」として生活しています。
- お父さん:総監督・ゴルフ技術コーチ
- お母さん:マネージャー・キャディ・栄養士
- きょうだい:一緒に練習を応援する最高の仲間
一般の家庭から見ると、「ひとりの子どものために家族全員が人生をかけるなんてやばいのでは?」と思ってしまうかもしれません。しかし、須藤家にとってはこれが自然な形であり、全員が同じ「世界一のプロゴルファーを育てる」という夢を共有して楽しんでいます。この強い絆(きずな)こそが、弥勒選手の最大の武器なのです。
須藤弥勒が痩せた6つの理由と現在の変化
最近、テレビやSNSを見た人たちの間で「須藤弥勒ちゃん、なんだか急に痩せてキレイになった?」「体型が変わった気がする」と大きな話題になっています。幼い頃の少しふっくらとした可愛らしい印象から、シュッとしたアスリートの体型へと変化したのには、6つの理由があります。
成長期による体型の変化と過酷なトレーニング・練習量
1つ目、そして一番大きな理由は、弥勒選手が「成長期(せいちょうき)」に入ったことです。彼女の年齢に応じた身長と体重の変化を見てみましょう。
| 年 | 身長 | 体重 | 体型の特徴 |
|---|---|---|---|
| 2022年 | 145cm | 52kg | 少しふっくらして子どもらしい体型 |
| 2023年 | 150cm | 50kg | 身長が伸びて体重が少し減り始める |
| 2024年 | 148cm | 38kg | 急激に引き締まり、アスリート体型へ |
| 2025〜2026年 | 150cm | 42kg | 筋肉がつき、健康的でスリムな体型に |
子どもの体は、中学生くらいになると縦にスクスクと伸びる時期が来ます。弥勒選手も身長が伸びると同時に、子どもの頃の脂肪(しぼう)が落ちていきました。
2つ目の理由は、毎日行っている厳しいトレーニングです。彼女はゴルフの練習だけでなく、体感を鍛えるバランスクッションを使った運動、空手、水泳、さらには女子相撲(すもう)の大会に出場するなど、全身の筋肉をフルに使うスポーツをたくさんこなしています。これにより、余分な脂肪が燃焼し、引き締まった体へと変わっていったのです。
徹底された食事管理とプレッシャーによるストレスの影響
3つ目の理由は、お父さん・お母さんによる徹底的な「食事管理」です。ゴルフで遠くまでボールを飛ばし、1日中コースを歩き回るためには、ただ太るのではなく、強い筋肉を作らなければなりません。そのため、お肉や魚などの「たんぱく質」や、体の調子を整える「野菜」をたくさん食べるメニューが徹底されています。お菓子などの食べすぎを防ぐことで、無駄のない体が作られました。
4つ目の理由として、少なからず「プレッシャーによるストレス」も関係していると言われています。弥勒選手はまだ10代前半ですが、大勢の大人たちに囲まれ、テレビカメラの前でプレーし、新聞や雑誌のインタビューをたくさん受けています。
このような一般の人では耐えられないような大きなプレッシャーの中で戦っているため、知らず知らずのうちにエネルギーを消費し、食欲が落ちたりして体重が減る原因になったのではないかと考えられています。
SNS上の批判に立ち向かうプロ意識とビジュアルの変化
5つ目の理由は「SNS上の批判(ひはん)」、そして6つ目は「毎日の厳しい練習」です。インターネット上には、彼女の強気な発言に対してネガティブな書き込みをする心無い大人たちもいます。弥勒選手はそうした厳しい声があることも知っており、それに負けないために「もっと練習して見返してやる!」という強いプロ意識を持っています。
泣き叫ぶほどの過酷な練習を毎日何時間も繰り返すことで、自然と体重が落ち、ビジュアルもどんどん大人っぽく、お姉さんらしく変化していきました。現在のスリムな姿は、彼女が厳しいプロの世界で戦うアスリートとして本気で努力している証拠(しょうこ)なのです。
須藤弥勒のジュニア引退宣言の真相とアマチュア時代の驚異的な年収
弥勒選手に関するニュースの中で、多くの人を驚かせたのが「11歳での引退宣言」です。「えっ、あんなに天才なのにゴルフをやめちゃうの?」と勘違いした人も多かったのですが、その真相と、アマチュアなのに信じられないほどのお金が動いている仕組みについて解説します。
ジュニアゴルフ界を電撃引退した本当の理由
2023年3月、当時11歳だった弥勒選手は「ジュニアゴルフからの引退」を発表しました。これはゴルフ自体を辞めるのではなく、「子どもの大会(ジュニア大会)にはもう出ません。これからは大人のプロの試合だけで戦います」という意味の決意表明でした。
なぜそのような決断をしたのか、お父さんはこのように説明しています。
「ジュニアやアマチュアの大会でどれだけ優勝して大活躍しても、大人のプロの世界で通用する保証はどこにもありません。ジュニアの大会はコースの距離が約5000ヤードと短いですが、プロの試合は6500〜7000ヤードと非常に長いです。今のうちからプロと同じ長い距離で練習しているのに、わざわざ短いジュニアの大会にレベルを戻して出場するのは、時間の浪費(ろうひ)になってしまいます。」
つまり、子ども同士の戦いの場はすべて卒業し、最初から大人のトッププロと同じ環境に身を置くことで、最短距離で世界一を目指すための超合理的な作戦だったのです。
アマチュアでありながらスポンサー収入などで数千万?驚きの年収
通常、ゴルフの世界では「プロ」にならないとスポンサーとお金を結んだり、大きなお金をもらったりすることはできません。しかし、弥勒選手はアマチュア(プロではない身分)でありながら、信じられないほどの収入を得ています。
実は、2022年1月にゴルフ界のルール(アマチュア資格規定)が世界的に大きく変わりました。
新しいルールでは、「アマチュア選手であっても、自分の名前や写真を使ってスポンサー企業と契約し、活動資金としての収入を得ても良い」ということになったのです。このルール変更により、弥勒選手のもとにはたくさんの会社から応援したいという申し込みが殺到しました。
現在、彼女をサポートするスポンサーは「ゴルフ5」や「太陽自動車」など10社以上。地元の太陽自動車とは「年間1000万円、10年で総額1億円」という、プロでも驚くような大契約を結んでいます。すべてのスポンサー収入を合わせると、推定で年間約3億6000万円にものぼると言われています。この驚異的な金額こそが、「アマチュアなのにやばい」と言われる最大の理由です。
父親が明かしたプロ専念への育成方針と現在の身分
多くのスポンサーからお金をいただけるおかげで、弥勒選手はお金に困ることなく、海外の遠征に行ったり、最高の道具を揃(そろ)えたり、専用の練習場を維持したりすることができます。
お父さんは「幸運にも多くの企業に恵まれたので、プロテストの合格を待つのではなく、今の身分のままプロのレギュラーツアーに出場して腕を磨くという方針をとっています」と語っています。
したがって、現在の彼女の身分は、「プロではないけれど、一流プロ以上の経済的なサポートを受けながら大人の試合に挑戦している、特別なアマチュア選手」ということになります。ゴルフ界の歴史を塗り替える、まったく新しいアスリートの生き方を進んでいるのですね。
幼少期から現在まで!須藤弥勒の天才的なゴルフ経歴と今後の目標
最後に、須藤弥勒選手がこれまでに残してきた、まさに「天才」と呼ぶにふさわしい輝かしい経歴と、彼女が未来に見据えている大きな目標をご紹介します。
5歳からの異例のスタートと世界ジュニア選手権での輝かしい活躍
弥勒選手がゴルフを始めたのは、なんと1歳半のときです。お父さんからプラスチックのおもちゃのクラブを渡されたのがキッカケでしたが、初めてボールを打ったときから、一度も空振りをせずに綺麗にヒットさせたという信じられないエピソードが残っています。3歳のときにはすでに「天才ゴルフ少女」としてテレビ番組に出演していました。
彼女の名前が世界中に知れ渡ったのは2017年、わずか5歳のときです。アメリカで開催された「世界ジュニアゴルフ選手権」の女子6歳以下の部に出場し、史上最年少での優勝を成し遂げました!さらに次の年の2018年にも優勝し、大会2連覇という偉業を達成します。
その後も彼女の快進撃(かいしんげき)は止まらず、世界中の主要なジュニア大会を次々と制覇していきました。
- 2017年・2018年:世界ジュニアゴルフ選手権(アメリカ)連覇
- 2019年:マレーシア世界選手権 優勝
- 2021年:キッズ世界選手権 優勝
- 2022年:ジュニア欧州(おうしゅう)選手権 優勝
2022年には、ジュニアゴルフ界の4大メジャー大会をすべて制覇するという、「ジュニアゴルフ界初のグランドスラム」を達成しました。この実績を見れば、誰も彼女を「実力がない」とは言えませんよね。
国内ツアーへの挑戦と次なる目標「史上最年少優勝記録」
ジュニアの舞台を完全に制覇し、大人のプロツアーへと戦いの場を移した弥勒選手。彼女にはいま、明確に狙っている大記録があります。
それは、大人の女子プロゴルフツアーにおける「史上最年少優勝記録の更新」です。
現在のレコードは、勝みなみ選手が持っている「15歳293日」という記録です。日本の女子プロゴルフのルールでは、13歳から大人のツアー試合に出場することができるため、弥勒選手にはこの記録を塗り替えるチャンスが十分にあります。「大きな目標に向かって、一歩ずつ精進していきたい」と語る彼女の目は、日本のトップ、そして世界一の座を見つめています。
引退後のプロ挑戦とゴルフ界を揺るがす現在の最新速報
大人のプロの試合へ積極的に挑戦を続けている弥勒選手。試合によっては、初日に最下位になってしまうなど、大人の壁にぶつかって苦戦(くせん)することもあります。
しかし、彼女の本当にすごいところは、負けても絶対に心が折れないことです。試合後のインタビューではいつも、「大人のプロの方々と一緒に回ることで、自分に足りない課題がたくさん見つかりました。何よりも勉強になって本当に楽しいです!」と、前向きなコメントを残しています。
お父さんのロジカルな指導、お母さんの温かいサポート、そして3歳から習っている「そろばん」で鍛えた高い計算力と集中力を武器に、弥勒選手は今も毎日猛練習を重ねています。「やばい」という噂をすべて自分のエネルギーに変えて突き進む天才少女が、これからどんな歴史を作っていくのか、日本中、世界中がワクワクしながら注目しています。みんなで彼女の挑戦を応援していきましょう!
